ママカフェ体験記12
息子が3歳の時・・・「お菓子食べてもいい?」「トイレ行っていい?(自宅で)」「○○で遊んでいい?」、「○○していい?」何をするにしても、すべて確認をしてきました。
4歳半になっても、「お腹がすいてきた気がするなぁ」「まだ寝ずに遊びたくなってきちゃったなぁ(独り言のように)」という言い方が多く、「お腹すいた!何か食べたい」というようにストレートに発言することが苦手です。
これは、私が2歳以降怒鳴り続けてきた結果。。。
私に確認しなければ全く動くことができなくなっていました。
私の顔色を見てばかりの息子・・・
危機感は感じつつも、私は自分を変えることができませんでした。
子どもが2歳になるまでは、まさか自分がこんな母親になるとは思いもしませんでした。
私は子どもを出産するまで仕事に没頭してきました。キャリアを積み、役職につき、必死に働いてきました。出産後、復職する予定でしたが、子供が忙しさの犠牲になると思いすっぱりと退職しました。
長男が2歳になるまで、子育てに全力を注いできたつもりです。
ですが、どんどんイライラが募り毎日子どもを怒鳴るようになりました。
自分からこんな声が出るのか!?、と驚いたことを覚えています。
息子は本当にいい子だと思います。ほどほどにやんちゃで優しい心を持っています。
イヤイヤ期もそれほど激しくなく、言えばいうことを聞くタイプでした。
ではなぜ私はこんなに毎日イライラしているのだろう、どうしてこんなに叱ってしまうんだろう、どうしてこんなに力でねじ伏せようとしているのだろう、いつも悩んでいました。
叱らない育児を目指す幼児教室にも通いましたが、自分を変えられず、復職しているママを見るたびにモヤモヤしていました。
そんな頃、ママカフェに出会いました。2カ月に1度程、聞くたびに胸が熱くなるものの、その気持ちやモチベーションが次の2カ月先まで維持できません。もって1週間。
1週間たつと怒鳴ってしまい、あーーだめだった。といつもの生活に元通り。
やるかやらないか。0か100。
近くで開催されなくなったこともあり、しばらく遠ざかってしまいました。
その間も働いているママが生き生きしているように見えて、自分の生活には全く刺激がなくなってしまったと思い込みました。また私以外のママが全員完璧に育児できているような感覚になり、どんどん落ち込んで、自分を責めての繰り返し。負のスパイラルにはまり込んでいきました。
フェイスブックを見るもの嫌でした。「パパがお誕生日に花束をくれました!→うちはそんなのしてくれたことないよなぁ。」全てうらやましく見えて、自分で自分を苦しめていました。
そして、息子との関係は一向に変わらず、叱ってコントロールして思い通りにさせる日々。。。
「○○しなさい!」「どうしてできないの?」「早くしなさいっていってるでしょ!」
でも結局最後は私が手伝ってしまう。
それでも息子は「お母さん大好き、優しい」と言ってくれたのです。
怒鳴っては寝顔をみて涙がでる日々でした。
今ではその言葉も愛がほしかったんだな、と気づけますが、そのときはその言葉に甘えていたんだと思います。
これではいけない!とママカフェに再度通い始めたのが半年前。
そこできむにいさんに「私がママで息子がかわいそう」と号泣しました。
絶対そんなことはない!そう断言して下さったおかげで、少しの光が見えました。
変わりたい!そこから1カ月に2回はママカフェに参加するようになりました。
私は自分に自信がありません。
周りの目を気にする親の元で、人に迷惑をかけないように育ってきました。
結果、評価してほしい気持ちは人一倍強いけれど、自己肯定をすることが苦手でした。
まず、自分と向き合い自分を認めることから始めました。
できていることもあるでしょう?
たくさん叱ってきたけれど子どもを愛する気持ちは誰にも負けないでしょう?
と問いかけました。
自分はどういうタイプなのか(過保護な親で不自由なく育ってきたため、かなり面倒な性格だと認識しています。愛所属の欲求、力の欲求が高い)、子供とどうなりたいのか、どういう家族を築きたいのか、真剣に考えました。
自分を変えるのは本当に大変です。
私は自分で決断して仕事を辞めたにも関わらず、それを周りの環境のせいにし、勝手に周りをうらやんで、力の欲求を息子に怒鳴ることで満たしていたのです。仕事で身に付けてしまったコントロールも目いっぱい使ってきました。
なかなかその癖は抜けません。
そんな私が一番最初に自分の気持ちに大きな変化が起こったのは、ママカフェで「お部屋の整え方」を学んだ後です。
物理的なことは取り組みやすく、話を聞いてすぐに部屋の模様替えを行いました。
子ども用の棚を購入し、子どもが片付けやすいよう子ども主導で収納方法を決めました。また食器類で割れないものはすべて子供の手の届くところにまとめておき、自分で準備したり飲み物を自由に飲めるように配置しました。
すると・・・なんと!子どもが自分で片づけるようになり、ご飯の準備も手伝える、飲み物も自由に飲める、能動的にできることが一気に増え、私のイライラがすーーーーっと消えていきました。
そのタイミングで運よくママカフェ理論編に参加させていただいたおかげで、自分の気持ちが穏やかになった理由が頭でも理解でき、初めてこれが前進したってことなのかな?という気持ちを味わいました。
一度、自分の気持ちが穏やかで整った状態(心の天秤がまっすぐな状態)に気づけたおかげで、あぁ、こうすればいいのかも?という気づきが増え、穏やかな時間が増えたように思います。
今は、自分をちゃんとほめること、自分を満たすこと、その上で常に一番大切なもの、想いを頭において行動するようにしています。
今は、息子に気持ちの借金を返しているところです。
きむにいさんの前で泣いてから約半年。
今本当に幸せです。
家で子どもと真剣にかくれんぼ。狭いところに隠れすぎて、筋を痛めるほど真剣に。
真剣に精一杯子どもと遊ぶ、そして子どもと向き合う。
主人とは?お誕生日など何もしてくれないけれど、子どもと遊びすぎて部屋がとても汚い、ご飯がほとんど用意できていない、これに文句を言われたことは一度もなかったなぁ。
頑張っても口に出してほめてくれることはないけれど、口うるさいことも一度もないなぁ。
人がうらやましいではなくて、自分は自分の幸せをしっかり感じられるようになりました。
子どもと真剣に遊ぶ、今までは本当に余裕があるときだけ。
でも今は、遊ぶ時間を作りたい!
だって自分が幸せだから。
なにより、私が思う一番の大きな収穫は人の機嫌に自分がぐらつかなくなったこと。
周りの目が気になり続けた私は、人の機嫌や態度で自分を見失ってきました。
一日とっても楽しく過ごした後、主人が仕事でイライラして帰宅→イライラした態度で私に接してくる→「こっちだって疲れてるんだよ、イライラ持って帰ってくるなー!」
とつられてイライラしていました。
でも、今は主人がイライラしていても、「あらー、今日はそういう日なのか」と自分はいつも通りに心を乱されずに過ごせることが多くなりました。子どもがイライラして泣いても、これまでのうるさーーい!ではなく、そうなんだね、と隣で気持ちの整理を終えるまで待つことが増えて、人の気持ちにコントロールされることから少し抜け出せそうな状態にあります。
ママカフェに復帰していなければどうなっていたんだろうと怖くなることがあります。
感謝以外の言葉が見つかりません。
でもまだまだイライラすることは多々あります。
子供のメッセージに気付けていないこともあります。
叱ることも怒鳴ることもあります。
時間がなかったら「早くしてよ!」全然言ってしまいます。
でも、もう0に戻ることはありません。
やっちゃった!
はい、切り替えてここから!
自分を認めて反省して前に進める土台ができました。
息子は「トイレいっていい?」から「トイレいってきまーす」に変わりました。
そして娘が産まれ、現在1歳半。息子とは正反対のおてんばです。
思い通りにいかないと、全身をつかって大暴れし、殴りかかってきます。
すでにあの手この手を使ってコントロールしてやろう!と仕掛けてきます。
でも、私と私の子どもたちならきっと笑顔で過ごしていける!そう思います。
まだまだ未熟ですが、これからも学びを深めてたくさんの刺激を受けて、最強の家族を目指したいと思います!
ママカフェを主催してくださっている主催者の皆さま、
関わり遊びのヒントをくださったゆりりんさん、
そして何より、私にスタートする勇気をくれたきむにいさん、
本当にありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願い致します。