ママカフェ体験記17
2015年にママカフェに出会ってから 私には大きな変化点が2つあります。
発達の遅い娘の子育てをとても試行錯誤するようになったこと。
2020年3月からコロナ禍でママカフェオンライン講座が始まり、3ヶ月に1回地方開催の学びから、毎日ママカフェを学べる環境になり、私自身がママカフェの中で、人と繋がる温かさや心地よさを感じ、分かち合う、支え合う喜びをたくさん体感できたことです。
そのほんの一部ですがご紹介させていただければと思います。
【娘の子育て】
娘が産まれる前から、きむにいのブログを読ませてもらい、子どもが大好きだったので、あー子どもが産まれたら、こんな風に子育てしたいと妄想していました。
子どもはすぐ授かると思っていたのですが、なかなか授からず、不妊治療を経て結婚7年目で第1子が授かりました。とても嬉しく妊娠検査薬で陽性ができたときは旦那さんと大喜びしたのを覚えています。
しかし、妊娠中はつわりもひどく7キロ痩せ、臍帯単一動脈と診断され、帝王切開で出産することも早い段階で決まり、私の想像していないことばかり次々起こり、マタニティライフはあまり楽しいものではありませんでした。それでも赤ちゃんに会うためにできる事をみつけて出産をむかえました。
娘が生まれてから、夜泣き、母乳が出ない、乳腺炎、予防接種後の高熱、チャイルドシートに乗ると大泣き、場所見知り、はじめての経験が苦手など色々なことがおきました。その都度、娘をたくさん感じて娘にあった関わりを試行錯誤しながら必死に子育てをしていました。
2014年ママカフェ@なごやが開催したのを知りながらも、娘を連れて参加するチャレンジは出来ず、初参加したのは2015年7月の第5回目の娘が1歳になってからでした。チャイルドシートを乗るのを嫌がる娘とどうしたら快適にいけるか、旦那さんと考え、1時間走らせてママカフェ講座に初参加しました。
初参加したのは午後の部からで、内容分かるかな?と心配でしたが、きむにいが「初参加の人いますか?」と聞いていて下さり、手をあげたら、冒頭でママカフェの基本の考え方について詳しく話してくれました。そのときママカフェの温かさをたくさん感じ、どんな状態でもどこからでも参加でき学べると思いました。
その後も、1日参加は難しく、半日のみ参加して、じっとしていられない、人を押す、おもちゃを貸せないなどの娘の状態を見守りながら、後ろの席でヒヤヒヤしながら参加させてもらっていました。
娘の発達の遅さや育てにくさの悩みは他のママさんにシェア出来ず、きむにいからのメッセージを必死でメモを取り、家に帰り、ノートを何度も読み直しながら、学んだことを実践する日々でした。
娘を出産して、娘とこんなふうに過ごしたい、こんな子育てをしたいという願望がありましたが、娘にはその願望と真逆なことばかりおきました。
女の子だからおしゃべり好き、楽しくお話したいなと思っていたら、言葉の発達が遅く、誰でもわかるような言葉になったのは年中の3学期。自分の気持ちを言葉で伝えることが苦手で、今もその娘の課題と向き合ってサポートを工夫しています。
幼稚園の入園式では、制服を着るのを嫌がり、1人だけ私服で参加しました。
ママカフェを学んでいなかったら、無理矢理着せて大泣きする娘と入園式に参加していたと思いますが、制服着るのを嫌がるのは何か理由があると思いその気持ちを受け入れ、他の親子さんの冷たい視線を感じながらの参加でした。
1人だけ私服で参加した娘ですが、笑顔いっぱいでとても嬉しそうでした。それから半年間、幼稚園の先生のご協力、ご理解を得ながら、娘のペースや気持ちを大事にしながら関わり、長い時間はかかりましたが、幼稚園の服を一つずつ着れるようになっていきました。
他にもまだまだ予想もできないことがたくさん目の前に起こり、私はこの娘をたくさん感じ、自立と絆を意識して丁寧に関わり、『みんな違ってみんないい!』という考え方に何度も助けられ支えられて、ずっと色々葛藤しながら子育てしてきました。
ある講座できむにいから、
「娘ちゃんは特別ではないよ。みんな凸凹はあるよ。みんな良さはそれぞれある。違いがあるからおもしろいんだよ。目の前の我が子は、個性と日々の関わりで今の状態があるから、日々の関わりを丁寧にしていけば大丈夫だよ」と温かいメッセージを頂き、涙が溢れて、とても救われて心が軽くなりました。
それから、今の我が子をじっくり感じるようになりました。娘は発達はゆっくりではありますが、毎日楽しく笑顔で元気に過ごしています。そして、自立と絆に向かい積み重ねていたものはあると私の今までの関わりを認めることができるようになりました。
娘を育てる中で、いろんな葛藤はありましたが、こうやってママカフェを学び実践して、娘をたくさん感じて丁寧に関わったお陰で、たくさんの喜びを感じています。
娘が弟を弟として受け入れてくれた日。
制服を着れた日。
ママみたいな優しい笑顔のママになりたいと娘から承認された日。
もし、ママカフェに出会っていなかったら、他の子と比較して落ち込み、娘に指示命令して成長を急がせて無理矢理頑張らせ、娘が苦しみ、今の親子の関係はなかったと思います。
今は娘からたくさんの優しさと喜びと笑顔をもらい、娘のママになれたことを本当に幸せと感じています。
これからも自立と絆に向かい、日々親子共に成長しながら共に楽しむことを大切に過ごしていきたいと思います。
【私の変化】
自分のことよりも人の気持ちを大切にしなさいという家庭環境で育ってきた私。
自分の気持ちを言えず、人に合わせて過ごすことがとても多かったです。
選択理論心理学に出会い、セルフコントロールの考え方を知りましたが、今まで人に合わせて生きてきたので理論を実践するのがとても難しかったです。娘の発達の遅さや育てにくさなどもあり 子育てのギャップをたくさん感じ、その気持ちを誰にも理解してもらえない苦しさから、ママ友いらない、家族だけでいいと心の蓋を閉めて、孤独に子育てをしていました。ママカフェの学びを実践するなかでも、子どもの気持ちを大切にしすぎて娘のためにと我慢して苦しい時もあり、自分を満たすことがなかなかできませんでした。
そんな中、コロナの影響でオンライン講座が始まりました。そこでは参加者同士でシェアする時間がたくさんあり、最初は緊張してこんなこと言ったらダメかなと身構えていることもありましたが、ママカフェではどんな話でもみなさんが優しく受け入れてくださったので、だんだん自分の感じたことをそのまま話せるようになりました。
ママカフェのみなさんが、どんな状態の私でも「そのままで大丈夫。十分頑張っているよ」とたくさん認めてくださいました。人の温かさを知り、もっと人と繋がりたいと想いが溢れました。
ある講座で、「私、人が大好きです。人と繋がりたい。子育てスタートしてから心の蓋をしめて生活してとても苦しかった。さみしかった。人と繋がりたいです。」と泣きながらシェアしたときのことをよく覚えています。こう思えたのも、こう言えたのも、ママカフェのおかげです。
ママカフェ@あいち(以下@あいち)には、共に支え合う素敵な環境がすでにありました。
私はそこで心の蓋を開いて、@あいちのメンバーに深く繋がりたいと想いを伝えました。
そして、その仲間に温かく受け入れてもらうことができました。
この@あいちのメンバーと共に過ごし、自分らしくいられる幸せを感じ、みんなで分かち合いながら支え合う仲間の1人としていられることに本当に感謝しています。
そして、オンライン講座や@あいちの主催をチャレンジさせてもらうようにもなりました。そこでは、ママカフェが作り出す温かさ心地よさ受容感をたくさん体感することができ、受け身ではなく主体的に行動し続け、少しずつ成長させてもらっています。そのおかげで自分の良さを受け入れながら、自分らしく楽しく過ごす日々が増えています。
これからもなりたい自分に一歩ずつ近づいていけるように日々を大切に過ごしていきたいと思います。
【これからの私の想い】
@あいちでは平日の夕方に遊ぶ会が開催されていて、我が家は平日参加は難しい距離に住んでいるので、休日開催できないか相談させてもらい実現しました。
娘は幼稚園でお友達と関わるのが苦手と担任に言われ、私は直接幼稚園のサポートはできないので、休日遊ぶ会に参加したら、娘の様子を見守り、人間関係構築能力をつけるためサポートや練習がてきると思い、家族で参加させてもらっています。
休日遊ぶ会を毎週開催してきて、我が家にとって遊ぶ会は、とても楽しく心地よく満たされる環境です。ママカフェの仲間と試行錯誤しながらみんなで支え合いながら、自立と絆の実践を積み重ねることができています。家族だけではできない経験が、遊ぶ会でみんなの力をかりながら親子で体感できる場所だと感じています。
今後は、私が住んでいる地域の周りの方にママカフェを広め、困っている方に情報を届けていけたらと思っています。
そのためにも近所の公園で平日遊ぶ会をしていき、周りの大切な人に自分から温かい関わりを増やしていきたいです。
ママカフェは子育てだけではなく、自分にも家族にもどんな人にも助けや支えとなり、みんなが幸せに楽しく心地よく過ごせるためのママカフェだと感じています。
これからも幸せの輪が広がるイメージを持ち、自立と絆に向かい、周りの大切な人と支え合う関係で共に過ごして共に楽しむを一つ一つ積み重ねて前に一歩ずつ進んでいきたいと思います。
ママカフェを伝え続け、いつも温かく支えてくださってるきむにいやクリエイターのみなさん、共にママカフェを学び分かち合い支え合える@あいちのメンバーと全国のママカフェのみなさんに本当に本当に感謝してます。
いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
長文になりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。